震災以来

さて、雨風強い明け方の盛岡である。
先の大震災以来ずっと同じことを考えている。このままでいいのだろうか？ということ。それはライフスタイルであり価値観であり、自身だけでなく地域や社会や経済、政治などさまざまなことを、このままでいいのだろうか？である。

答えは今のところ出ていない。出る気すらしない。だが思考を巡らしながらも毎日は過ぎて行くわけで。

なにからも開放されたい。空想の中に逃げ込みたいという願望もある。あまりにもあまりにも辛い現実がすぐ近くの地域で起きているということに、本当にダメになりそうな程心を痛めている。勿論知っている。彼らに何もしてあげられない私が安全域からいくら心配したところで、何も変わらないということを。

大量生産、大量消費。マッチョな経済活動に加担して、莫大なエネルギーを消費して、それでも経済は不景気だと言っていた震災前。今、必死でその状況に戻そうとしていることに違和感を感じる。

答えは今のところ出ていないのだが。