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ホンダ・アコード(CU2)の印象 [CarLife]

さて、新年早々私は沖縄へ旅立った。

昨年9月に訪れて以来、3ヶ月ぶりの沖縄。4日間の日程で、本島を回る。そして、旅の足として活躍したレンタカーがホンダ・アコード(CU2 =現行モデル)である。

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前代アコード(CL7)をマイカーとしている私にとって、このデカさ(全幅1840mm)と、今どき2400cc・ハイオク仕様というパワートレーンがネガティブな印象を与えていたのだが、実際に4日間の運転で判ったこととは。。。

まず、乗り込んで最も始めに気になるのが、やはり全幅。高いスカットルと相まって、ノーズは視界に入らず。車両間隔の掴みにくさが、幅の広さを誇張する。狭い路地、駐車場、右折車の横をすり抜ける場面などで、不自由さを感じる。やはり日本では大きすぎるサイズ。

このクルマの魅力は高速道路と郊外の幹線道路。ペースが上がると安定感がグッと増し、ツキの良いアクセルと相まってダイレクトでスポーティーな走りが楽しめる。しかも、運転手が調子に乗り過ぎなければ、同乗者の苦痛にならない範囲で運転の楽しみを引き出せるというのがこのクルマの魅力かと。

乗り心地は私の好み。固いが、固すぎず。絶妙な足加減。遮音もホンダにしては良い。ザラついた路面でもロードノイズは気になるレベルではなかった。

室内は。。借り出したレンタカーは廉価グレード24E。なのでファブリックシートだったが、NAVIはメーカー純正が付いていた。たっぷりとしたサイズの前席シート。テレスコ・チルトでドライブポジションは決めやすい。整理されたメーター類も良い印象。

問題は後席。大柄ボディからは想像できないほど狭い開口部から乗り込む後席は、頭をぶつけないように、かなり屈みこむ姿勢を強いられる。年配者には辛かろう。そして、苦労して乗り込んだ後席は期待していたほどの広さではない。横幅に関しては全く問題無いのだが、気になるのは足元。運転手が最適なドラポジを取ろうと前席を後ろにスライドさせたとしても、実用的には全く問題の無いレベルは確保されるのだが、視覚的にはあと膝前5cmは欲しいなと。

全体的にはかなり高いレベルでまとめられたクルマ。デザインも、この大柄が故に説得力があって、押し出しの強いカッコよさがある。セダンの場合、リアのシルエットがもっともカッコイイと個人的には思う。アコードにバタ臭さを求めるひとなら共感してもらえると思う。

国内で日常的に使うには、ちょっとデカ過ぎる。全幅が1800mm以内で、排気量もVW的に1400cc+ターボチャージャーとか、シリパラHVとか、現代的パワートレーンが搭載されていれば、このクルマも、もうちょっと受け入れられたのではないかと思うのだ。

とっても良いクルマなのに受け入れてもらえない、可愛そうなクルマ。

かなり保守的なクルマだけど、アコードの狙ってるユーザーってこんなに保守的だったっけ?

 


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