走ること

さて、ジョギングについて。
先月からはじめたジョギングは、週一回程度の超マイペースで続いている。

ダイエットや運動不足解消を主眼においていないから、このペースでも十分意味があるのだ。

ジョギングの主目的はメンタル面のセルフコントロール。
大地を蹴り推力を得る。空気を吸って呼吸をする。カラダが火照り、汗が流れる。この単純な行為とその作用から生きている実感を得られる。

風を感じ、季節の移ろいを感じ、時間の流れを感じる。鳥や空や雲、生活の音や匂い。五感で様々なものを感じながら走る。

距離を重ねるごとに荒くなる呼吸の中で、意識はカラダから離れていく。次第に少し俯瞰から自身を眺めているような宙に浮いた感覚に包まれながら走ると悩み事などはアタマから離れ、考えごともスッキリ整理できる。アタマの中に再配置ができるためだろうか。

走り終えたあとは、爽快な汗が流れ爽やかな疲れが残る。じつに充ち満ちた幸せな気持ちになれるのだ。ジョギングとは生きていることを実感するため。

このややこしい時代を生き抜くのも、楽じゃないのだ。